指しゃぶり(コラム第9回目)
皆様こんにちは。みやのじん歯科クリニックの本田祐佳です。
前回の「八重歯は可愛い?」はいかがでしたでしょうか?
第9回目の今回は「指しゃぶり」です、是非ご覧下さい!
副院長 本田祐佳
なぜ指しゃぶりをするの?
指しゃぶりは胎児の頃からおこなわれている本来生理的な行為で徐々になくなっていくことが多いです。
特に友達ができたり、幼稚園や保育園に入ったりと子ども自身の人付き合いも増え、社会性が芽生えるといつのまにかやめてしまうようです。
完全にやめないにしても寝る前だけなど回数は減っていきます。
逆にこの時期に増えるような時は新しい環境へのストレスなどが考えられます。
5,6歳になってもやめない場合は多くの場合、意味のない癖になってしまっています。
放っておくとどうなる?
指がずっと口の中に入ってチュウチュウ吸う行為は一種の矯正装置が入っているようなものなんです。
指しゃぶりの頻度、吸う強さによっても異なりますが歯や顎に影響が出てしまいます。
歯並びだけでなく発音や咬むことにもかなりの悪影響を与えます。
こんなことないですか?
●吸いだこができている
●指を抜くときにポンっと音が鳴る
●唇が前に突き出していたり、めくれあがっている
●出っ歯な感じがする
●奥歯はかんでいるのに前歯は噛んでいない
●発音が聞き取りづらい
●ぴちゃぴちゃ音を立てて食べる
などです。
一つでも当てはまるのがあれば要注意です。
一度歯医者さんでみてもらうのをおすすめします。
早期に指しゃぶりをやめれば歯並びも元に戻ることが多いですよ。
家庭でもできること
●指しゃぶりしていたら怒らずに「やめようね」と声をかける
●外遊びや運動をして違う感覚を刺激する
●寝付くまでの間手を握ったり本を読んであげる
眠りながらしゃぶっていたら外してあげましょう。
そしてしゃぶらなかったら沢山ほめてあげましょうね!
第10回のコラムは「ドキドキからゆったりリラックスの歯科治療へ」です。次回もお楽しみに!(11月13日頃配信予定)