「歯並びの話」① -お口ぽかん?!-(コラム第21回目)
皆様こんにちは。みやのじん歯科クリニックの本田祐佳です。
前回の「噛む」おはなし③ -噛むことの効用-合言葉は「卑弥呼の歯がいーぜ」はいかがでしたでしょうか?
第21回目の今回は・・・「歯並びの話」① -お口ぽかん?!-です。
是非ご覧下さい!
副院長 本田祐佳
お子さんがテレビ見てるとき、ボーっとしてるとき観察してみてください。
口がぽかんと開いて、姿勢も悪く顎が上がっていませんか?
登校中の子供たちを通勤中に見かけますが猫背で、口がぽかんと開いて、顎(あご)もあがってるような子供たちがとっても多いです。
鼻がよくつまり口がぽかんとした状態が習慣化すると様々な弊害が出てきます。
お子さんはどうですか?
当てはまるものをチェックしてみてください。
・猫背
・姿勢が悪く、じっとしていられないので集中力に欠ける
・口呼吸となり、扁桃腺が腫れやすく、すぐ風邪をひく
・夜の睡眠が浅い
・口の中が乾燥し、虫歯や歯肉炎になりやすい
・歯並びに影響が出る
一見ばらばらなようですが、全部関連しています。
どういう風に影響しているの・・・?
「お口ぽかん」の子供たちは鼻で呼吸が苦しくて口を開けていることが多いために起こります。
口で呼吸するためには顎(あご)をあげて舌を前に突き出すようになります。
鼻をつまんで呼吸してみてください。
同じような姿勢になりますよね?
こうして正しい位置に舌や下あごがないために上あごはうまく成長できません。
上下のあごのバランスや顎と歯のバランスが崩れてしまい歯は並ばなくなり、様々な不正咬合を引き起こします。
また呼吸が苦しいため、眠りは浅くいびきや夜尿症を引き起こしやすくなります。
小児期の矯正治療では顎(あご)の成長自体を促すことが可能です。
歯と顎(あご)、顎と顎のバランスを整えてあげましょう。
第22回のコラムは 「歯並びの話」② -不正咬合は治しましょう。- です。次回もお楽しみに!(2015年2月12日頃配信予定)