八重歯が可愛い?(コラム第8回目)
皆様こんにちは。みやのじん歯科クリニックの本田祐佳です。
前回の「おやつ」はいかがでしたでしょうか?
第8回目の今回は「八重歯が可愛い?」です、是非ご覧下さい!
副院長 本田祐佳
美しさの基準はそれぞれですが、昔から日本人は八重歯を可愛いと言います。
欧米では可愛いとは思われません。
最近の子供たちは明らかに昔と比べて歯並びが悪い子供たちが増えているように見えます。
これは現代人の歯はどんどん大きくなってきているのに、顎はどんどん小さくなっているからなんです。
そのためガタガタだったり、出っ歯や受け口など様々な不正咬合を引き起こします。
歯並びが悪い子は単に見た目の問題ではなく、大きな問題としてうまく咬むことができません。
普段のお子さんの食べ方を見てみてください。
早食い・逆に極端に遅い・よく噛んでない・丸のみ・ペチャペチャ音を立てる・水をよく飲む・・・など、当てはまるとこはないですか?
舌の動きも悪く、舌っ足らずの話し方だったり、舌を前歯に押し当てるような癖があります。
また、虫歯や歯周病、顎関節症などにもなりやすくなります。
家の中でも、複雑な形のものは掃除がしにくいし、汚れもたまりやすいですよね。
口の中も同じなんです。
たかが歯並びですが生涯の健康を大きく左右します。
不正咬合の子供は形態と機能が本来その子が持つ成長に少し届いていないという状況なんです。
小児のうちだからこそ非常に有効な矯正治療があります。
子どもの成長を利用して、本来の成長に乗せてあげるような治療です。
子どもは日々刻々と成長しています。理想の成長からどんどんかけ離れていく前に是非正しい咬み合わせを作ってあげましょう。
第9回のコラムは「指しゃぶり」です。次回もお楽しみに!(11月06日頃配信予定)